
今日は、私の息子が小学校1年生のときからお世話になっている
**「外出サポート」**について、お話ししたいと思います。
知的障害のある息子と、家と学校だけの日々
息子には知的障害があります。
当時は、学校が終われば家にまっすぐ帰るだけの毎日。
でもそれでは、社会の中での経験や学びが、あまりにも少ないと感じていました。
「どうすれば、息子の世界が広がるんだろう?」
「家族以外の人とも関われるようになるには?」
そんなときに出会ったのが、「外出サポート」という仕組みでした。
学校帰り、公園やスーパーへ
この支援を使って、学校帰りに公園へ寄ったり、
スーパーでのお買い物を体験させてもらったり。
一緒に付き添ってくれるスタッフさんが、
息子のペースに合わせて、やさしく関わってくれたんです。
たとえば、
欲しいお菓子を自分で選ぶ
お金を払って、商品を受け取る
公園で見知らぬ子とすれ違ったり、関わったりする
どれも、家族だけではなかなかできなかったことばかり。

「ただのお出かけ」じゃない、大切な練習
最初は「お散歩や買い物の付き添い」くらいに思っていたこの支援。
でも実際には、息子にとって
社会性を育てる実践の場だったと、今では思います。
公共の場でのマナー、順番を待つこと、他人と関わること。
そういったことを、「体験の中で」学べるって、本当に貴重なんですよね。
自信がついた息子と、見守ってくれた支援者
スタッフさんは、ただ指示を出すのではなく、
息子が自分で考えて行動できるように、そっと背中を押してくれました。
そんな関わりを積み重ねたおかげで、
今では息子は、電車に一人で乗ることもできるようになりました。
自分の力で行動できるという自信――
それはまさに、外出サポートがくれた「宝物」だと思っています。

親にとっても、心の支えになった
私自身も、外出サポートのおかげで、
少し肩の力を抜いて子育てできるようになりました。
「家族だけで頑張らなくてもいい」
「信頼できる大人が、子どもを見守ってくれる」
そう感じられたことで、心が軽くなったんです。
最後に――もっと多くの人に知ってほしい
外出サポートは、まだまだ知られていない支援かもしれません。
でも、こういうサポートがあることで、
障害のある子どもたちは、社会の中で大きく成長できます。
「うちの子にも、こういう経験をさせてあげたいな」
そんなふうに感じた方がいたら、ぜひ調べてみてくださいね。
支援って、子どもの未来を広げるための、
大事な“チャンス”だと私は思っています。
このサポートは自治体が行なっている障害者支援で、うちの自治体の場合、子供は無料で使えました。