潰瘍性大腸炎(UC)と診断されたばかりの方へ。
突然の診断に戸惑い、「これからどう生活していけばいいの?」「食事はどうしたらいいの?」と、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
このページでは、UC歴の長い患者さんの体験や専門家のアドバイスをもとに、診断直後に知っておきたい「食事と生活」の5つのポイントをまとめました。
1. 自己判断より「主治医と栄養士の指示」が第一!
UCは人によって症状の程度や出る場所、再燃の頻度などがまったく異なります。
インターネットの情報や他の患者さんの体験談も参考になりますが、まず大切なのは「あなた自身の状態に合わせた指導」を受けることです。
特に発症初期は、
- 絶食が必要かどうか
- どのような栄養を摂取すべきか
- 投薬の管理方法
といった判断は、必ず医師や管理栄養士と相談して決めましょう。

2. 食事は「少量ずつ」「腸に優しく」が基本
UCの腸は、非常に敏感な状態です。
特に再燃期には、以下のような食べ物は避けましょう:
- 脂っこい料理(揚げ物など)
- 香辛料・刺激の強い味付け
- アルコール類
- 生野菜、きのこ、海藻など消化に負担のかかるもの
また、1日3食をしっかり食べるのではなく、少量ずつを複数回に分けて摂ることで腸への負担を軽減できます。
しっかり水分を摂ることも大切です。脱水は症状悪化の原因になります。
3. ストレスとの付き合い方がカギになる
潰瘍性大腸炎の直接的な原因はまだ明確ではありませんが、ストレスが発症や再燃に関わっている可能性が高いとされています。
真面目で責任感の強い人ほど、心身に負荷をかけやすく、症状が悪化しやすい傾向があります。
無理にがんばりすぎず、
- しっかり睡眠をとる
- 深呼吸や軽い運動でリラックス
- カウンセリングや友人との会話で気持ちを吐き出す
といった「ストレスを逃がす習慣」を日常に取り入れてみてください。
4. 自分の「無理ない生活ペース」を見つける
UCの治療は、長期的な付き合いが前提になります。
「これまで通りの生活を早く取り戻したい」と思う気持ちはわかりますが、自分の体と相談しながら、無理のないペースで生活を整えることが大切です。
たとえば、
- 通勤時間の調整(時差出勤)
- 在宅勤務や短時間勤務の活用
- 家事や育児の分担
など、エネルギーの配分を見直してみましょう。
5. 「一人じゃない」と知ってください
潰瘍性大腸炎は見た目ではわかりにくい病気であるため、「わかってもらえない」「孤独だ」と感じることもあるかもしれません。
でも、UCと向き合いながら生活している人は、全国にたくさんいます。
患者会、SNS、note・YouTubeなどで体験を共有している方の発信を見て、「自分だけじゃない」と感じられると、気持ちが少し楽になるはずです。
おわりに
潰瘍性大腸炎と診断された直後は、不安が多いかもしれません。
でも、今は治療法も進化し、病気と上手に付き合いながら、仕事もプライベートも充実させている人がたくさんいます。
大切なのは、焦らず、自分のペースで生活を整えていくこと。
少しずつでも、前に進んでいけますように。
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