【知らなきゃ損】黒字の銘柄と赤字の銘柄を同時に売ったら?特定口座の損益通算とは

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こんにちは、今回は「SP500が大幅に黒字、でもSCHDは大赤字……」というような、ちょっと悩ましい状況でできる**節税テクニック「損益通算」**についてお話します。


◆ こんな状況、ありませんか?

  • SP500(米国インデックス)は好調で、含み益がたっぷり
  • でも、SCHD(高配当ETF)は下落続きで、含み損が大きい
  • 年末が近づいてきたし、整理しようかな…

実はこのタイミングで、両方を同じ日に売却することで、税金面で大きなメリットが得られるんです!


◆ 損益通算ってなに?

ざっくり言えば、

「黒字(利益)」と「赤字(損失)」を相殺して、税金を減らせる制度」

株やETFなどの譲渡益には約20%の税金がかかりますが、同じ年内に損を出した銘柄があれば、その分を引いてくれるんです。


◆ 実際のケース:SP500とSCHDを同日に売却したら?

たとえば…

  • SP500を売却して+100万円の利益
  • SCHDを売却して−70万円の損失

この場合、課税対象は「100万円 − 70万円 = 30万円」となり、税金は約6万円で済みます。
※利益100万円のままだと、税金は約20万円ですから、約14万円の節税になります。


◆ 特定口座(源泉徴収あり)なら自動でやってくれる!

SBI証券や楽天証券などの特定口座(源泉徴収あり)を使っていれば、
損益通算は証券会社が自動でやってくれます。

「面倒な確定申告は不要」で、売ったその時点で税金が減額されます。


◆ 特定口座(源泉徴収なし)や一般口座の人は注意!

この場合は、自動では通算されません。
自分で確定申告をして、損益通算の手続きをする必要があります。

「ちょっと手間だけど、節税のためなら頑張れる!」という人向けですね。


◆ 注意点

  • 同じ年内(1月1日〜12月31日)に売却しないと通算できません。
    → 年をまたぐとNG!
  • 配当金とは損益通算できません。
    (配当金については別途、総合課税 or 申告分離課税を選ぶ必要があります)

◆ まとめ

SP500で利益、SCHDで損失。年内に一緒に売れば損益通算できる!
つまり、払う税金をぐっと減らせるチャンスなんです。

年末に向けてポートフォリオを見直す際には、ぜひこの「損益通算」を活用してみてください。


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