「最近は体調も落ち着いてきたし、もう大丈夫だろう」——そう思って、ひさしぶりに口にした小さめのステーキ。量は60グラム、本当にひと口ずつ味わう程度のつもりでした。ところが、その8時間後、みぞおちから下腹部にかけて強い差し込みと圧迫感が現れました。正直、少量だし大丈夫だろうという油断がありました。結局、手元の広島漢方を2錠ずつ追加しながら計6錠飲み、時間の経過とともにようやく痛みが引きました。久しぶりのあの薬に、今回ばかりは助けられた感覚があります。

その日の経過(私の体感ログ)
- 摂取量:ステーキ約60g(赤身中心だが脂身も少し)
- 食後〜4時間:自覚症状はほぼなし。「やっぱり大丈夫だった」と安心していた
- 食後8時間:突然、ぎゅうっと掴まれるような痛みと鈍い張りが強くなる(このタイミングが痛みのピーク)
- 姿勢:前かがみが少し楽。横になりすぎると波が強くなる感じ
- 水分:常温の水を少量ずつは○、一気飲みは×
- 対応:広島漢方を2錠→経過観察→さらに2錠→合計6錠で落ち着き始める
「なぜ8時間もしてから?」という点は、自分でも説明できるほど明快ではありません。消化の過程、脂質の遅延性の負担、日中の活動量、睡眠や体温のリズムなど複数の要因が重なった可能性はありますが、どれが決定打かは分かりません。はっきりしているのは、私の体では**“少量の肉+その日のコンディション”**の組み合わせ次第で、遅れて大きい痛みの波が来ることがある、という事実だけです。
そのとき実際にやったこと
- 体勢を整える:椅子に浅く腰かけて前傾。腹部の圧迫を避ける
- 温める:腹部〜腰をゆるく保温。冷やすと波が増幅する気がした
- 水分は少量ずつ:常温の水を数口→数分おく、を繰り返す
- 広島漢方:2錠をまず服用。痛みがぶり返す波に合わせて2錠ずつ追加、計6錠で収束
- 記録をつける:開始時刻、ピーク、痛みの強度(10段階)、姿勢・水分・温度の影響をメモ
広島漢方がどのような機序で効いたのかは分かりません。ただ、分割して合計6錠という使い方が、今回の私には合っていたように感じます。

見落としていたかもしれないポイント
- 量に対する慢心:「60gなら平気」の思い込み
- “体調安定=再挑戦OK”の短絡:数週間トラブルなし=完全復活、と決めつけた
- 食べ方の雑さ:咀嚼回数・速度・飲み込みのタイミング
- 調理と脂の残り:油の焼き落ちが不十分だった可能性
- 水分の取り方:食中や直後のがぶ飲みで胃腸が冷えた可能性
- その日の負荷:睡眠不足やストレス、長時間のデスクワークなどが地味に影響
どれも単体では小さな要素ですが、小さな“可能性”の積み重ねが結果を左右する、という学びでした。
今後の再発予防(自分用メモ)
① 事前の地ならし
- 肉を食べる日は睡眠・体温・水分を整えてから
- 極端な空腹直後や運動直後は避ける
② 選び方と調理
- 赤身中心、可能なら脂を落とす調理(網焼き・拭き取り)
- 焼き加減はミディアム寄りで油落ち優先
- 付け合わせは温野菜・大根おろし・あたたかいスープなど消化にやさしいもの
③ 食べ方
- ひと口20〜30回を目安に咀嚼
- 前半ゆっくり、満腹サインが出たらすぐストップ
- 食中の水分は常温・少量に限定
④ 量のステップ
- 30g→45g→60gと数日〜1週間空けて段階的に様子を見る
- 痛みが出た量は翌月まで封印
⑤ もしまた痛んだら
- 前傾座位+腹部保温+常温の少量水分
- 広島漢方は分割投与(私の場合は2錠ずつ)
- 30〜60分ごとに痛みの強度(10段階)と波を記録
- 激痛・嘔吐・発熱・血便などがあれば受診を最優先
「遅れて来る痛み」への心構え
今回は食後8時間でピークが来ました。食べてすぐ何も起きないと、つい安心してしまいますが、私の体は遅延型の反応を示すことがある、と身をもって理解しました。これからは「その日のうちに答え合わせをしない」。翌朝や翌々朝の体調まで含めて評価する習慣に変えます。食べることは楽しみであり、同時に体との対話でもあります。量もタイミングも“少しずつ実験”を積み重ね、成功パターンを更新し続ける。その小さな積み重ねが、また次の「おいしかった」に繋がるはずだと信じています。
まとめ:
少量のステーキ60gでも、痛みのピークは食後8時間に来ることがある。今回は広島漢方を2錠ずつ、合計6錠で収束。原因は一つに特定できず分かりませんが、咀嚼・油の処理・水分の温度と量・その日の体調が絡み合ったと推測。今後は段階的な量・常温の少量水分・腹部保温を基本に、翌日以降まで含めて体の反応を観察していきます。











