潰瘍性大腸炎の日曜日のお弁当

日曜日のボウリングとお弁当

昨日は日曜日。息子と一緒にボウリングに行ってきました。
いつもなら外食にしようか迷うのですが、今回はちょうど新しく買った保冷バッグを試したくて、お弁当を持参することにしました。

作ったのは、ゆで卵と鶏むね肉を入れた海苔おにぎり。
潰瘍性大腸炎のある私にとって、胃腸に優しいおにぎりは安心です。さらに、血糖値対策としてトマトの缶ジュースも持参しました。

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Photo by Sarah Chai on Pexels.com

ボウリングと帰り道のおやつ

息子と楽しくボウリングをした後、帰りにはボウリング場でいただいた飴を舐めながら帰宅。
甘いものは控えめにしていますが、ちょっとしたご褒美のようで気分も和みました。

食事と体調の関係

昨日は「お腹に悪いもの」を食べなかったおかげで、体調は大変良好。
外はかなり暑く、車の運転も体に負担がかかりましたが、それでも潰瘍性大腸炎の症状は出ず、無事に過ごすことができました。

やはり「自分に合う食事」を意識することが、調子を安定させる一番のポイントだと実感しました。


実家での外食と潰瘍性大腸炎の体調変化

tender traveling woman on board of sailing yacht


実家に帰ると、どうしても外食の機会が増えてしまいますよね。
最近、私も実家で トマトジュース・唐揚げ・お刺身 を食べることがありました。

一見すると体に良さそうな組み合わせですが、やっぱり潰瘍性大腸炎には少し負担が大きかったのか、翌日から少し下痢っぽい症状が出てしまいました。

幸い、1日のトイレ回数は3回程度と多くはなく、お腹が強く痛むこともありませんでしたが、「ちょっと調子が悪いな」と感じるサインには敏感にならないといけませんね。


外食で気をつけたいポイント

  • 揚げ物(唐揚げ):油が多く、腸に負担がかかりやすい
  • トマトジュース:酸味が強いので、人によっては刺激になる
  • お刺身:消化に時間がかかる場合がある

外食は楽しみのひとつですが、やはり潰瘍性大腸炎の体調管理には「量」と「組み合わせ」に気をつける必要があると実感しました。


まとめ

  • 実家や旅行などで外食が増えるときは、少し控えめなメニュー選びを意識する
  • 「今日は大丈夫」と思っても、翌日の体調に出ることがある
  • トイレの回数やお腹の痛みがなくても、下痢っぽいサインを見逃さない

潰瘍性大腸炎との付き合いは「食べる楽しみ」と「体調の安定」のバランスですね。
今後も気をつけながら、無理のない範囲で外食を楽しんでいきたいと思います。


潰瘍性大腸炎と血糖正常高値|食後運動で改善できる?私の体験談

full vials of blood near various medical equipment for taking blood

血糖正常高値とは?

健康診断で「血糖正常高値」と言われることがあります。


これは空腹時血糖が 100~109mg/dL の範囲で、糖尿病ではないけれど将来的にリスクが高いゾーンです。

私は潰瘍性大腸炎(UC)を抱えており、まさにこの「血糖正常高値」を指摘された経験があります。

潰瘍性大腸炎と血糖正常高値の関係

私が血糖正常高値になった理由を振り返ると、

  • UCの再燃で動けない日が多く 運動不足 になっていた
  • UCの食事制限で 食物繊維を控えていた

この2つが大きな原因だったと思います。

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

食後運動は血糖対策になる

専門的に見ても、

  • 運動不足 → 筋肉が血糖を取り込まず血中に残りやすい
  • 食物繊維不足 → 糖の吸収が急激になり血糖スパイクが起きやすい

このように、UCと血糖正常高値はつながりやすいのです。

そこで私が実践しているのが 食後の軽い運動

  • その場で足踏み
  • かかと落とし

たった1分でも、食後すぐに動くことで血糖の上昇をやわらげられると言われています。

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Photo by Martine Savard on Pexels.com

実際に感じた改善

この習慣を続けるうちに、私は体の変化を感じました。
以前は尿が泡立つことが多かったのですが、最近はそれが減ってきたのです。

もちろん尿の泡立ちは血糖以外の要因もあります。
ですが、自分の体感として「改善しているのかもしれない」と思えるのは大きな励みになります。

潰瘍性大腸炎と血糖対策のまとめ

潰瘍性大腸炎の生活はどうしても運動不足・食物繊維不足になりやすく、それが血糖正常高値につながります。
でも、

  • 食後に軽く運動する
  • 無理のない範囲で水溶性食物繊維を取り入れる
    といった小さな工夫で改善のきっかけを作れると感じました。

同じように「潰瘍性大腸炎と血糖正常高値」で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


潰瘍性大腸炎とヨーグルトの関係 ― ガスが減った体験談

sliced red strawberry fruit


潰瘍性大腸炎の症状に悩んでいるとき、食事が体調に大きく影響することを改めて実感しました。
特に「ヨーグルト」は腸に良いイメージがありますが、私の場合は逆の結果になったのです。

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Photo by Anna Tukhfatullina Food Photographer/Stylist on Pexels.com

毎日欠かさず食べていたヨーグルトを数日間やめてみたところ、驚くほど お腹のガスが少なくなり、張りが軽減 しました。


「潰瘍性大腸炎 ヨーグルト ガス」という検索で調べると、乳製品や乳糖が合わない人もいるとの情報も見つかり、自分の体感と一致。

腸内環境は人それぞれ違うため、潰瘍性大腸炎の患者にとって「腸に良い」と言われる食べ物が必ずしも合うとは限りません。


大切なのは、自分のお腹が心地よいかどうかを基準にすること

これからは「みんなに良いから」ではなく、自分に合う食事を選んでいこうと思います。


潰瘍性大腸炎で「トレムフィア」を使ってみた体験談

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潰瘍性大腸炎と付き合ってもう何年も経ちます。


これまでステロイド、免疫調整薬、そして生物学的製剤もいくつか試してきました。でも「効いてるけど副作用がつらい」「しばらくすると効かなくなる」…そんな繰り返しでした。

そんな中、主治医から「トレムフィア(Tremfya®/グセルクマブ)」という新しい薬の話がありました。2025年に潰瘍性大腸炎にも保険適用になったばかりの薬です。

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に始めてみた

最初は点滴で導入。その後は8週間ごとの自己注射
注射間隔が長いのは本当に助かります。通院回数が減るだけでも、生活の自由度が大きく変わりました。

症状としては、投与から1〜2か月で下痢や血便がぐっと減ってきて、「あれ、今日は落ち着いてるな」と思える日が増えました。


気になる薬価(値段)

  • トレムフィア皮下注 100mg 1本あたり 約36万円
  • 点滴導入用(IV製剤)は 約18万円

3割負担だと、1回あたり10万円前後の支払いになります。


実際の支払い例(高額療養費制度を利用)

私は高額療養費制度を使いました。
例えば私の収入区分だと、1か月の自己負担上限が 約44,000円

なので「10万円かかるはずだった自己負担」が、実際には 4万円ちょっとで済みました。

これは本当に大きいです。正直、制度がなければ続けられなかったと思います。

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Photo by maitree rimthong on Pexels.com

副作用は?

風邪のような症状が少し出たくらいで、今のところ大きな副作用は感じていません。これまでの抗TNF薬に比べると「体が軽い」「感染症にかかりにくい」ような気がしています。


まとめ:使ってみて感じたこと

トレムフィアは、潰瘍性大腸炎にとって新しい選択肢だと思います。
薬価は高いですが、高額療養費制度を利用すれば現実的に続けられます。

そして何より、「症状が落ち着く安心感」と「通院が減る自由」は、お金以上の価値があると感じました。

潰瘍性大腸炎の治療を考えている方にとって、トレムフィアはきっと希望になる薬だと思います。


リーキーガットと潰瘍性大腸炎の関係性|R-1ヨーグルトは腸に良い?悪い?

潰瘍性大腸炎(UC)で悩んでいる方にとって、「食べ物で腸の炎症が悪化しないか」は大きな関心事ですよね。


近年注目されている リーキーガット症候群(腸漏れ) と潰瘍性大腸炎にはどのような関係があるのでしょうか。

また、「免疫力を高める」と話題の R-1ヨーグルト は本当に良いのでしょうか?

本記事では、両者の関係性と食生活へのヒントをまとめます。

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Photo by Kindel Media on Pexels.com

リーキーガットとは?潰瘍性大腸炎との関係

リーキーガット症候群とは、腸の粘膜バリアが弱まり、未消化物や毒素、細菌などが腸壁を通過してしまう状態のことです。
これが血流に入ると免疫反応を引き起こし、慢性的な炎症につながると考えられています。

一方、潰瘍性大腸炎は自己免疫反応による腸の炎症。最近の研究では、UC患者は健常者より腸管バリアが脆弱で、リーキーガット状態に近いことが報告されています。

👉 言い換えると、潰瘍性大腸炎とリーキーガットは「原因と結果のどちらが先か」は不明ですが、互いに悪循環を作りやすい関係にあるのです。


ヨーグルトは潰瘍性大腸炎に良い?悪い?

乳酸菌を含むヨーグルトは「腸内環境を整える食品」として知られています。とくに R-1ヨーグルト は「免疫力を高める乳酸菌」として人気がありますが、UC患者やリーキーガットが疑われる人には注意点もあります。

ヨーグルトのメリット

  • 善玉菌を増やし、腸内フローラを改善
  • 腸管バリアを補強する可能性
  • 一部研究では炎症の軽減効果も報告

デメリットの可能性

  • 乳糖不耐症や乳製品に敏感な人では、下痢・腹痛を引き起こす
  • 炎症期には乳製品が腸に負担となるケースがある
  • R-1の「免疫活性作用」が、自己免疫疾患の人にとって過剰反応になる懸念も

R-1ヨーグルトはリーキーガットの原因になる?

「R-1ヨーグルトは免疫を刺激するから、逆にリーキーガットを悪化させるのでは?」という不安の声もあります。

現時点で、R-1ヨーグルトそのものがリーキーガットの直接の原因になる、という科学的証拠はありません。
ただし、体質や腸の状態によっては合わない場合があるため、以下のように調整すると安心です。

  • 体調が安定しているとき → 少量から試す
  • 再燃期や腹痛・下痢があるとき → 乳製品は控える
  • 代替案 → 発酵野菜(ぬか漬け、キムチ)、サプリメントの乳酸菌

潰瘍性大腸炎患者がヨーグルトを取り入れるコツ

  1. 毎日同じ種類・同じ量で試す
    → 体調の変化を比較しやすい
  2. 症状日記をつける
    → 下痢や腹痛の有無をチェック
  3. 無糖タイプを選ぶ
    → 砂糖は炎症を悪化させやすい
  4. 量は少なめから
    → スプーン数杯で様子を見て調整

まとめ|「良い・悪い」は人によって違う

  • 潰瘍性大腸炎の人は、すでにリーキーガット状態に近いと考えられる
  • ヨーグルト(R-1含む)は腸に良い可能性もあるが、人によっては炎症悪化の原因になる
  • 大切なのは「一律に良い・悪い」と決めつけず、自分の体調を観察しながら取り入れること

👉 潰瘍性大腸炎とリーキーガットに悩む方にとって、食事はとても重要な要素です。
「ヨーグルトが合うのかどうか」は他人の意見ではなく、自分の腸がどう反応するかを基準にしてください。


潰瘍性大腸炎と血糖値の関係

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Photo by Ella Olsson on Pexels.com

潰瘍性大腸炎(UC)に良いと言われる食事や栄養補助食品は、意外にも血糖値が上がりやすいものが多いです。


その最たる例が「エレンタール」。

初めて飲んだとき、その甘さに驚きました。まるで砂糖水のようで、確かに消化にはやさしいけれど、血糖値への影響は避けられません。

血糖値が正常高値になった理由

長年こうした甘い栄養補助食品を繰り返し摂ってきた影響もあってか、

先日の血液検査で「空腹時血糖が正常高値」と言われました。


正常範囲内とはいえ、上限に近い数値。これはもう改善を意識せざるを得ません。

間食をやめて、運動を生活に取り入れる

そこで最近は間食をほぼ諦め、できるだけ運動するようにしています。
「散歩程度」ではなく、少し負荷のかかる運動を意識。具体的には、

  • ボウリング
  • 登山(今はできないので階段昇降)
    など、楽しく続けられる運動を選んでいます。

血糖値コントロールに良い食事は、繊維が多いのよね。

これって

潰瘍性大腸炎とは真逆なのよね

まとめ

潰瘍性大腸炎の食事療法は大事ですが、血糖値のコントロールも同じくらい大事。


体にやさしいはずの食事でも、糖質の摂りすぎには要注意。


これからも血糖値と体調の両方を見ながら、生活を整えていきたいと思います。

group of people eating together
Photo by fauxels on Pexels.com

再燃中の健康診断で「正常高値」の血糖値…どうする?


海洋性大腸炎が再燃してから約1ヶ月。少し落ち着いた頃に、ちょうど健康診断がありました。


その結果、空腹時血糖が100mg/dL。基準値内ではあるものの、いわゆる「正常高値」と言われる範囲で、再検査(精密検査)のお知らせが届いたのです。

再燃中はどうしても運動量が減り、体もこわばりがち。今回も例外ではなく、あまり動けない日が続いていました。
「もしかしてそのせい?」と自分なりに思い当たる節はあります。

thermometer and pills on bed
Photo by Polina Tankilevitch on Pexels.com

実は、前回の健康診断でも血糖値は少し高め。


今回も同じように高値が出たことで、検査を受けた方がいいのか、それともまず生活を整えて様子を見ようか…と迷っています。

再燃が落ち着いた今は、少しずつ運動も再開しているところ。


食事の内容や間食の取り方も見直しながら、次回の数値がどうなるか、自分でも経過を観察していこうと思います。


潰瘍性大腸炎と食事管理:体調がもやっとする日の工夫

今日はお腹がもやっと…

今朝から少しお腹の調子がすぐれず、「もやっと感」が続いていました。
普段は薬を信じて、あまり食べ物を制限せず、好きなものを楽しんでいます。

しかし、こういう日はやっぱり注意が必要。特に潰瘍性大腸炎の症状が落ち着いている時でも、体調が微妙な日は食事を見直すことが大切だと感じます。


冷たい食べ物は控えるように意識

今日気をつけたのは「冷たい食べ物をできるだけ避けること」。
アイスや冷たい飲み物はお腹を冷やし、腸の動きを刺激してしまうことがあります。

そこで今日は、

  • アイスや冷たいジュースを我慢
  • 常温のお茶を選ぶ
  • 温かいスープを取り入れる

この3つを意識しました。ほんの少しの工夫ですが、お腹への負担はぐっと減らせます。

teacup with tea
Photo by Julia Sakelli on Pexels.com

潰瘍性大腸炎と向き合うための「食べ方」

潰瘍性大腸炎と長く付き合っていくためには、薬だけでなく食事のコントロールも重要です。
体調がすっきりしない日は、温かく消化にやさしいものを中心にすることで、翌日の調子にもつながります。

明日はもっとスッキリした一日を迎えられるよう、引き続き自分の体と相談しながら食事を選びたいと思います。


40回トイレに行っても入院しなかった私の理由

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Photo by Sora Shimazaki on Pexels.com

潰瘍性大腸炎の再燃で、1日40回もトイレに行ったことがあります。

信じられない数字だと思われるかもしれませんが、本当です。


正直、日中はトイレのことしか考えられないし、夜も何度も起きる。


食べたらすぐトイレ、飲んでもトイレ。


それでも――私は入院しませんでした。

これ、よく考えるとちょっと不思議ですよね?


医者に言ったら、即「入院してください」と言われるレベルです。

じゃあ、なぜ私は入院せずに済んだのか?


自分なりに振り返ってみて、いくつか思い当たることがあります。


🏠 1. 自宅療養できる「環境」があった

  • トイレがすぐ近くにある
  • 家族の理解がある
  • 横になれる場所がある
  • 仕事や家事をある程度セーブできた

つまり、入院しなくても生活を最低限回せる条件が揃っていた


💊 2. 自分で「対応策」を知っていた

私は過去の経験から、

  • 食事を完全に止めるタイミング
  • 漢方や薬の増減
  • 体を温める、冷やさない工夫
    など、自己管理のノウハウをある程度持っていました。

それを駆使して、なんとか「もう一段悪化する前に止められた」のかもしれません。


🧠 3. 「入院しない」という意志が強かった

実はこれも大きかったと思います。

「病院のベッドじゃ落ち着かない」
「自分のトイレじゃないと無理」
「家でできる限りのことをしたい」

どうせ、入院しても治らない。

そんな思いがあって、「なんとしてでも家で治す」という気持ちで、耐えていたように思います。


入院する・しないは「症状の重さ」だけじゃない

1日40回のトイレという数字だけを見ると、「重症」です。
でも、その人の環境・経験・対応力によって、入院が必要かどうかは変わってくる。

逆に言えば、そこまで症状が悪化する前に、

  • 冷やさない
  • 食べない
  • 腸を休める
    といった行動がとれる人は、自宅でも乗り切れることもある。

まとめ:私が入院しなかったのは、「知っていたから」

40回トイレに行っても、私は「この体とどう付き合えばいいか」を、すでに何年もかけて学んでいました。

薬の使い方、体のサインの見つけ方、そして、あきらめない気持ち。

それらが揃っていたから、あのときも入院せずに済んだのだと思います。