年齢別の金融資産額について、「勝ち組」と呼べる水準を見ていきましょう。
年代別の金融資産保有状況
20代・30代
20代と30代では、1000万円以上の金融資産を持つ人が「勝ち組」と言えます。
20代:1000万円以上の保有者は約2.4%(単身)、3.5%(家族世帯)[2]
30代:1000万円以上の保有者は約13.6%(単身)、16.2%(家族世帯)[2]
この年代で1000万円以上の資産を持つ人は、同世代の中でもかなり裕福な層に属すると言えます。
40代・50代
40代と50代では、金融資産の格差がより顕著になります。
40代:1000万円以上の保有者は約20.1%(単身)、21.3%(家族世帯)[2]
50代:1000万円以上の保有者は約22.4%(単身)、32.8%(家族世帯)[2]
この年代では、2000万円以上の金融資産を持つ人が「勝ち組」と考えられます。特に50代の家族世帯では、3人に1人が1000万円以上の資産を持っているため、より高い水準が「勝ち組」の基準となります。
60代以上
60代以上では、金融資産の格差がさらに広がります。
60代:1000万円以上の保有者は約33.9%(単身)、43.4%(家族世帯)[2]
60~69歳の平均貯蓄額:2468万円[3]
この年代では、3000万円以上の金融資産を持つ人が「勝ち組」と言えるでしょう。ただし、資産の二極化が進んでいるため、平均値と中央値に大きな差があります[3]。
注目すべきポイント
- 年齢が上がるにつれて、金融資産の格差が広がる傾向にあります[1]。
- 単身世帯よりも2人以上の世帯の方が、一般的に資産が多い傾向にあります[1]。
- 60代では、金融資産が1億円以上ある人が9.7%、5000万円以上の人が17.3%存在する一方で、1000万円未満の人も54.2%いるなど、格差が顕著です[3]。
- 老後の生活に必要な最低限の資金として、単身者で毎月33万円、2人以上の世帯で毎月35万円が目安とされています[1]。
結論として、「勝ち組」の基準は年齢によって大きく異なりますが、一般的に年齢が上がるにつれて高くなります。ただし、個人の生活スタイルや価値観によっても「勝ち組」の定義は変わってくるため、単純に金融資産額だけで判断することは適切ではありません。
Citations:
[1] https://www.youtube.com/watch?v=o0m3GzYX9gg
[2] https://point-g.rakuten.co.jp/rapoikatsu/articles/2022/s_saving_m1000k/
[3] https://media.moneyforward.com/articles/9106
[4] https://moneiro.jp/media/article/savings-40s
[5] https://okane-kenko.jp/media/saving-2000/
[6] https://www.youtube.com/watch?v=UGGTKLvlptk
[7] https://www.businessinsider.jp/post-264503
[8] https://www.youtube.com/watch?v=Kh8sK0MDGKg