知的障害に投資は必要?──T君のNISAとiDeCo、健康への備えとは

こんにちは、Tママです。

今日はちょっと真面目なテーマです。

「知的障害のある子に、投資って必要なの?」
実はこれ、私自身がずっと悩んできたことでした。

でも今は、「必要です」って自信を持って言えるようになりました。


投資=お金だけじゃない

「投資」と聞くと、多くの人が「株」「NISA」「iDeCo」などの“お金のこと”を思い浮かべますよね。

でも、私が考える投資はそれだけじゃありません。

  • 教育への投資
  • 療育や訓練
  • 人との関わりを育てる経験
  • 健康を維持する生活習慣

こうしたことすべてが、**知的障害のある人の“未来を育てる投資”**だと思っています。

photo of toddler smiling
Photo by Alexander Dummer on Pexels.com

T君は、つみたてNISAとiDeCoをやっています

うちのT君は、今、就労継続支援A型で働いています。
お給料は月に5〜6万円くらいですが、その中から

  • つみたてNISA:月3,000円
  • iDeCo:月5,000円

を、自分の名義で積み立てています。

もちろん最初は私が手続きなどを手伝いました。
でも今では、「T君自身のお金」として、自分の未来のためにコツコツ続けています。


親なきあとに向けた備えとして

どうしてそこまでするのか?
理由は一つ。

「親なきあと」が必ずやってくるからです。

私はいつか、T君のそばにいられなくなる。
そのときに、少しでも安心できる貯蓄があってほしい。
そして「自分のお金がある」という自信を持ってほしい。

そんな思いから、少額でも毎月の積立を続けています。

selective focus photo of stacked coins
Photo by Pixabay on Pexels.com

お金の管理は、お姉ちゃんに

もちろん、T君が将来ひとりでお金の管理をするのは難しいと思っています。

なので、口座や保険、年金の管理などは、T君のお姉ちゃんに任せる予定です。

姉弟でちゃんと話し合いました。

「もし私がいなくなったら、T君のことお願いね」
「うん、ちゃんと見てあげるよ」

そんなやりとりができる関係があることも、家族という“財産”だなって思います。


brother and sister with books on their heads
Photo by olia danilevich on Pexels.com

健康への投資も忘れずに

T君は現在、通院はしていません。
でも、健康にはとても気をつけています。

  • 作業所まで歩いて通勤
  • 休日は近所を散歩
  • ストレッチを習慣に

特別なことはしていませんが、**「毎日ちょっとだけ体を動かすこと」**を意識して生活しています。

病気になってから治療するよりも、
元気でいることが一番の節約であり、最大の投資だと実感しています。


投資とは、「可能性を信じること」

知的障害があると、周囲から「できない前提」で見られがちです。

でも私は、「もしかしたら、できるようになるかもしれない」と信じて、
教育も、健康も、お金のことも、少しずつ積み重ねてきました。

未来は誰にもわかりません。
でも、信じて動いてきたことで、T君は着実に成長しています。


最後に

知的障害がある子にとって、「投資」は贅沢なことではありません。

むしろ、将来の不安を少しでも減らすために必要なことだと思っています。

焦らなくていい。
でも、止まらないことが大事。

毎月少しずつでも、
“未来の安心”を一緒に育てていきませんか?


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