Photo by Pixabay on Pexels.com
こんにちは、今回は「SP500が大幅に黒字、でもSCHDは大赤字……」というような、ちょっと悩ましい状況でできる**節税テクニック「損益通算」**についてお話します。
◆ こんな状況、ありませんか?
- SP500(米国インデックス)は好調で、含み益がたっぷり
- でも、SCHD(高配当ETF)は下落続きで、含み損が大きい
- 年末が近づいてきたし、整理しようかな…
実はこのタイミングで、両方を同じ日に売却することで、税金面で大きなメリットが得られるんです!
◆ 損益通算ってなに?
ざっくり言えば、
「黒字(利益)」と「赤字(損失)」を相殺して、税金を減らせる制度」
株やETFなどの譲渡益には約20%の税金がかかりますが、同じ年内に損を出した銘柄があれば、その分を引いてくれるんです。
◆ 実際のケース:SP500とSCHDを同日に売却したら?
たとえば…
- SP500を売却して+100万円の利益
- SCHDを売却して−70万円の損失
この場合、課税対象は「100万円 − 70万円 = 30万円」となり、税金は約6万円で済みます。
※利益100万円のままだと、税金は約20万円ですから、約14万円の節税になります。
◆ 特定口座(源泉徴収あり)なら自動でやってくれる!
SBI証券や楽天証券などの特定口座(源泉徴収あり)を使っていれば、
損益通算は証券会社が自動でやってくれます。
「面倒な確定申告は不要」で、売ったその時点で税金が減額されます。
◆ 特定口座(源泉徴収なし)や一般口座の人は注意!
この場合は、自動では通算されません。
自分で確定申告をして、損益通算の手続きをする必要があります。
「ちょっと手間だけど、節税のためなら頑張れる!」という人向けですね。
◆ 注意点
- 同じ年内(1月1日〜12月31日)に売却しないと通算できません。
→ 年をまたぐとNG!
- 配当金とは損益通算できません。
(配当金については別途、総合課税 or 申告分離課税を選ぶ必要があります)
◆ まとめ
SP500で利益、SCHDで損失。年内に一緒に売れば損益通算できる!
つまり、払う税金をぐっと減らせるチャンスなんです。
年末に向けてポートフォリオを見直す際には、ぜひこの「損益通算」を活用してみてください。
#損益通算 #特定口座 #株式投資 #節税対策 #ETF投資 #SP500 #SCHD #投資初心者 #含み損活用 #年末調整