40回トイレに行っても入院しなかった私の理由

woman suffering from a stomach pain
Photo by Sora Shimazaki on Pexels.com

潰瘍性大腸炎の再燃で、1日40回もトイレに行ったことがあります。

信じられない数字だと思われるかもしれませんが、本当です。


正直、日中はトイレのことしか考えられないし、夜も何度も起きる。


食べたらすぐトイレ、飲んでもトイレ。


それでも――私は入院しませんでした。

これ、よく考えるとちょっと不思議ですよね?


医者に言ったら、即「入院してください」と言われるレベルです。

じゃあ、なぜ私は入院せずに済んだのか?


自分なりに振り返ってみて、いくつか思い当たることがあります。


🏠 1. 自宅療養できる「環境」があった

  • トイレがすぐ近くにある
  • 家族の理解がある
  • 横になれる場所がある
  • 仕事や家事をある程度セーブできた

つまり、入院しなくても生活を最低限回せる条件が揃っていた


💊 2. 自分で「対応策」を知っていた

私は過去の経験から、

  • 食事を完全に止めるタイミング
  • 漢方や薬の増減
  • 体を温める、冷やさない工夫
    など、自己管理のノウハウをある程度持っていました。

それを駆使して、なんとか「もう一段悪化する前に止められた」のかもしれません。


🧠 3. 「入院しない」という意志が強かった

実はこれも大きかったと思います。

「病院のベッドじゃ落ち着かない」
「自分のトイレじゃないと無理」
「家でできる限りのことをしたい」

どうせ、入院しても治らない。

そんな思いがあって、「なんとしてでも家で治す」という気持ちで、耐えていたように思います。


入院する・しないは「症状の重さ」だけじゃない

1日40回のトイレという数字だけを見ると、「重症」です。
でも、その人の環境・経験・対応力によって、入院が必要かどうかは変わってくる。

逆に言えば、そこまで症状が悪化する前に、

  • 冷やさない
  • 食べない
  • 腸を休める
    といった行動がとれる人は、自宅でも乗り切れることもある。

まとめ:私が入院しなかったのは、「知っていたから」

40回トイレに行っても、私は「この体とどう付き合えばいいか」を、すでに何年もかけて学んでいました。

薬の使い方、体のサインの見つけ方、そして、あきらめない気持ち。

それらが揃っていたから、あのときも入院せずに済んだのだと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です