
潰瘍性大腸炎の再燃で、1日40回もトイレに行ったことがあります。
信じられない数字だと思われるかもしれませんが、本当です。
正直、日中はトイレのことしか考えられないし、夜も何度も起きる。
食べたらすぐトイレ、飲んでもトイレ。
それでも――私は入院しませんでした。
これ、よく考えるとちょっと不思議ですよね?
医者に言ったら、即「入院してください」と言われるレベルです。
じゃあ、なぜ私は入院せずに済んだのか?
自分なりに振り返ってみて、いくつか思い当たることがあります。
🏠 1. 自宅療養できる「環境」があった
- トイレがすぐ近くにある
- 家族の理解がある
- 横になれる場所がある
- 仕事や家事をある程度セーブできた
つまり、入院しなくても生活を最低限回せる条件が揃っていた。
💊 2. 自分で「対応策」を知っていた
私は過去の経験から、
- 食事を完全に止めるタイミング
- 漢方や薬の増減
- 体を温める、冷やさない工夫
など、自己管理のノウハウをある程度持っていました。
それを駆使して、なんとか「もう一段悪化する前に止められた」のかもしれません。
🧠 3. 「入院しない」という意志が強かった
実はこれも大きかったと思います。
「病院のベッドじゃ落ち着かない」
「自分のトイレじゃないと無理」
「家でできる限りのことをしたい」
どうせ、入院しても治らない。
そんな思いがあって、「なんとしてでも家で治す」という気持ちで、耐えていたように思います。
入院する・しないは「症状の重さ」だけじゃない
1日40回のトイレという数字だけを見ると、「重症」です。
でも、その人の環境・経験・対応力によって、入院が必要かどうかは変わってくる。
逆に言えば、そこまで症状が悪化する前に、
- 冷やさない
- 食べない
- 腸を休める
といった行動がとれる人は、自宅でも乗り切れることもある。
まとめ:私が入院しなかったのは、「知っていたから」
40回トイレに行っても、私は「この体とどう付き合えばいいか」を、すでに何年もかけて学んでいました。
薬の使い方、体のサインの見つけ方、そして、あきらめない気持ち。
それらが揃っていたから、あのときも入院せずに済んだのだと思います。