2年前に父が亡くなった時の話です。
相続税の申告を、税理士でもない私が出来るとは、
私も残された家族も、思っていませんでした。
普通、税理士に頼みます。
税務署でも、初めて行った時は、
税理士に頼みなさいと言いました。
不動産を持っていたら絶対無理といわれました。
母は、近所の税理士に頼むつもりで呼び寄せ、
私の前で、頼みますと言いました。
60万円かかりますと言われました。
母がそう言うならと、その場は話を聞いただけでした。
私は、遠方に住んでいたので、
母を助けられないだろうと
思っていました。
その後すぐ、
何となくの勘で
相続税協会とかいう所に電話して
教えて貰いました。
相続税が、ゼロ円なら
延滞料も、ペナルティ料も
ゼロ円。
いくら間違えようがゼロというのです。
配偶者が1億円以上控除がある事は知っていたので
母の相続税がゼロというのは、
わかっていました。
後は、私が書類を書けるかどうか。
私は、昔、税理士を目指していた義理の兄に連絡を取りました。
私に、相続税申告出来ると思うか?
義兄の答えは
多分、本を2、3冊読めば出来ると思う。
と言いました。
兄よ、それを早く言ってくれ。
私は、直ぐに税理士さんに断りの電話を入れました。
さて、ここからが大問題です。
相続の事を何も知らないので
どうやるかネットで探しました。
それでも分からないので、
税務署に聞きにいきました。
絶対無理と、言っていたのに
手書きの書類みせたら
税務署はエライ丁寧に説明して
計算までしてくれました。
確かに
不動産の計算は、到底、素人には無理でした。
不動産算定の時に、地図やら、設計図が必要で、
母が奥からゴソゴソ出してきました。
それを元に、税務署職員もチェックしていきました。
書類は、全部手書きで出しました。
税務署の人が書いてくれたのを、そのまま写しただけです。
とても大変だったけど。
結局、税理士に支払う予定の60万円を、
母は払わずに済みました。
税務署への相談料も当然ですが
無料でした。
以上が、全くの素人が
相続税申告をした時の話です。
まとめです。
相続税ゼロ円の時なら、
間違いなく、素人にも出来ます。
税務署を使い倒して申告しましょう。
ゼロにいくらかけても、ゼロだから。
もし、相続税数千万円なら、どうしたか。
多分、自分でやってみると思います。
税務署にそうだんしながら。
間違えても、税務署が間違えたんでしょって
言えるから。
“相続税 申告 自分で出来る” への1件の返信