障害者が生活保護を受けながら、iDeCoとNISAはどうなる?


こんにちは、Tママです。
今日は、わが家で実際に考えた「生活保護とiDeCo(イデコ)・NISAの関係」について、経験談も交えて書いてみます。


生活保護を受けるときに気になったこと

うちの子は障害があり、収入が少なくなったときに「もし生活保護を受けることになったらどうなるんだろう?」と心配になりました。
特に気になったのが、これまで少しずつ積み立ててきた iDeCoとNISA です。

せっかく将来のために準備しているのに、生活保護を受けたら全部取り上げられてしまうのでは…と、不安で調べ始めました。


iDeCoは守られることが多い

調べて分かったのは、iDeCoは60歳まで引き出せない制度なので、生活保護の資産としてはカウントされにくいということです。
つまり、もし生活保護を受けても、iDeCoの積立金はそのまま残しておけるケースが多いそうです。

ただし、保護を受けている間に掛金を新しく積み立てることはできません。
「持っている分はOKだけど、増やすのはNG」というイメージです。

selective focus photo of stacked coins
Photo by Pixabay on Pexels.com

NISAは売却が求められる

一方で、NISAはちょっと厳しいです。
NISAで買った株や投資信託はすぐに現金化できるので、「まずは売却して生活費にあててください」と言われることが多いとのこと。

つまり、生活保護とNISAの併用は難しいのが現実です。
実際に、知り合いのご家庭もNISAは解約してから生活保護を申請していました。


生活保護申請を考えるときに気をつけること

今回いろいろ調べて、私が「これは知っておいてよかった」と思ったポイントを整理します。

  • 📝 資産は正直に申告する
    預金通帳や証券口座などは必ずチェックされます。隠さずに伝えるほうが安心です。
  • 🏦 NISAや株は現金化を求められることが多い
    すぐ売れる資産は「まず生活費に使ってください」と言われやすいです。
  • ⏳ iDeCoはそのまま持てることが多い
    60歳まで引き出せないため、資産としてカウントされにくいのがポイントです。
  • 📂 必要書類を早めに準備する
    障害者手帳、年金証書、銀行通帳、家計簿などをまとめておくと申請がスムーズです。
  • 👥 ケースワーカーに正直に相談する
    自治体によって判断が少し異なることもあるので、不安なことは直接確認するのが一番確実です。
boy wearing red brown and white stripe sweater running photo
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私が感じたこと

このことを知って、「やっぱりiDeCoをやっておいてよかったな」と思いました。
もし将来生活保護を受けることになっても、iDeCoは60歳まで守られやすいので、老後の安心につながります。

障害年金とあわせて、子どもの老後の生活を支える柱になると考えています。


まとめ

  • iDeCo → 引き出せないので保有は認められることが多い。掛金の追加はNG。
  • NISA → 現金化できるので、生活保護の前に売却が必要になるケースが多い。
  • 申請時の注意点 → 資産は正直に申告し、必要書類を整えてケースワーカーに相談する。

障害があると「今の生活」と「老後の生活」の両方に備える必要があります。
生活保護を受ける可能性がある方こそ、iDeCoで少しでも積み立てておくことが安心につながると、私は実感しました。

woman surrounded by sunflowers
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🌸体験談からの一言メッセージ

制度のことって、知らないと不安でいっぱいになりますよね。
私も最初は「生活保護を受けたら、これまでの積立は全部なくなってしまうのでは」と焦っていました。

でも調べてみると、iDeCoは守られることが多いと知ってホッとしました。
同じように悩んでいる方に、少しでも安心してもらえたらうれしいです。


息子が一人外出で宗教新聞を持ち帰った話|障害のある子への安全教育

先日、息子が一人で電車とバスを乗り継いで、ボーリングに出かけました。
23歳になり、こうして自分で外出できるようになったのは、とても大きな成長です。

でもその日の帰り、ちょっと気になる出来事がありました。
なんと「宗教新聞」を持って帰ってきたんです。


謎の新聞と「200円」の文字

新聞を見ると「一部200円」と書いてある。
「これ、どうしたの?」「お金払ったの?」と聞いてみても、息子はよく分かっていない様子…。

もらったのか、買ったのか、はっきりしません。


folded newspapers
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ChatGPT(チャッピー)に相談

私は新聞を写真に撮って、ChatGPT(わが家では“チャッピー”と呼んでいます)に聞いてみました。

すると答えはこうでした。
「これは会員向けの新聞で、街中で配られていることもあります。買ったものではないでしょう」

なるほど、息子はただ道で渡されたものを受け取ったんですね。
ちょっと安心しました。


知らない人から物を受け取らない

今回のことで強く感じたのは、「知らない人からむやみに物をもらわない」という大切さです。

日本では危険なことは少ないかもしれません。
でも海外では、危険物や薬物を持たされることだってあります。

これからの日本もどうなるか分かりません。
だから息子には伝えました。

「知らない人から物をもらわないようにしよう。新聞でもチラシでも持ち帰らないでね」と。


安全教育も自立の一部

障害のある子が一人で外出できるようになるのは、本当に大きな一歩です。
でも同時に、防犯や安全の教育も欠かせません。

今回の出来事は、息子にとっても私にとっても「安全教育の大切さ」を再確認するきっかけになりました。


photo of railway on mountain near houses
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まとめ

  • 息子が一人外出で「宗教新聞」を持ち帰った
  • お金を払ったのか分からず不安に
  • ChatGPTで確認すると「配布されたもの」と判明
  • ただし「知らない人から物を受け取らない」ことを伝えた
  • 自立には安全教育も必要

👉 この経験が、同じように「障害のある子の外出や安全」に悩む方の参考になればうれしいです。


実例 障害者の資産運用と老後資金の作り方|NISA・iDeCo・全世界株式で40年後を見据える

障害のある家族の将来を考えると、避けられないのが老後資金の準備です。


この記事では、私の息子(知的障害あり・23歳)が実際に取り組んでいるNISA・iDeCoを使った資産運用と、

その理由、老後に向けた戦略を紹介します。

coins on brown wood
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なぜ障害者に資産運用が必要なのか?

障害者の場合、障害年金を受け取れる方も多いですが、年金だけでは生活費や介護費用を十分にまかなえません。


特に老人ホームや高齢者施設への入居を考えると、年金だけでは不足するケースがほとんどです。

現在グループホームで暮らしていても、入居条件に「自立」が含まれている場合、高齢になり体が不自由になると退去しなければならない可能性があります。


そのときのために、年金以外の収入源を確保することが重要です。


息子の資産運用の内容

息子は2020年から投資を始め、今年で5年目になります。
毎月の積立額は以下のとおりです。息子の給料から出しています。

  • NISA … 20,000円
  • iDeCo … 5,000円

投資先はあえてシンプルに3種類だけに絞っています。

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(世界中の株式に分散)
  2. eMAXIS Slim S&P500(米国大型株500社)
  3. SCHD(米国高配当ETF)

銘柄を3つに絞る理由「断捨離投資」

投資先が多すぎると、将来の管理が複雑になります。


息子の資産は、将来、息子の承認を受けて娘(息子の姉)が管理する予定です。


そのため、管理のしやすさとわかりやすさを優先し、3銘柄に限定しました。


40年先を見据えた長期投資

息子は現在23歳。


65歳までの約40年間、時間を味方にコツコツと積み立てていきます。


長期運用では複利の力が働き、資産が何倍にも成長する可能性があります。


障害年金だけでは足りない老後費用

息子は障害年金を月7万円ほど受け取っており、一生支給されることになっています。


しかし、老人ホームの費用は入居一時金+月額費用で数百万円〜数千万円になることも珍しくありません。


その差額を補うためにも、資産運用での備えが必要です。


老人ホームを見据えた資産戦略

  • 障害年金は生活費のベースに
  • 投資の配当金や取り崩しは介護・医療・施設費用に充てる
  • 銘柄を減らし、管理を簡単に
  • 長期積立で安定した資産形成を目指す

まとめ|障害者こそ早めの資産運用を

障害があっても、老後の安心のための資産運用は早く始めるほど有利です。
NISAやiDeCoを活用し、シンプルな銘柄にコツコツ積み立てることで、将来の不安を減らすことができます。

息子の場合も、このまま40年間積み立て続け、
老後に「お金の心配をせず暮らせる」未来を目指していきます。


関連記事(内部リンク例)


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知的障害に投資は必要?──T君のNISAとiDeCo、健康への備えとは

こんにちは、Tママです。

今日はちょっと真面目なテーマです。

「知的障害のある子に、投資って必要なの?」
実はこれ、私自身がずっと悩んできたことでした。

でも今は、「必要です」って自信を持って言えるようになりました。


投資=お金だけじゃない

「投資」と聞くと、多くの人が「株」「NISA」「iDeCo」などの“お金のこと”を思い浮かべますよね。

でも、私が考える投資はそれだけじゃありません。

  • 教育への投資
  • 療育や訓練
  • 人との関わりを育てる経験
  • 健康を維持する生活習慣

こうしたことすべてが、**知的障害のある人の“未来を育てる投資”**だと思っています。

photo of toddler smiling
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T君は、つみたてNISAとiDeCoをやっています

うちのT君は、今、就労継続支援A型で働いています。
お給料は月に5〜6万円くらいですが、その中から

  • つみたてNISA:月3,000円
  • iDeCo:月5,000円

を、自分の名義で積み立てています。

もちろん最初は私が手続きなどを手伝いました。
でも今では、「T君自身のお金」として、自分の未来のためにコツコツ続けています。


親なきあとに向けた備えとして

どうしてそこまでするのか?
理由は一つ。

「親なきあと」が必ずやってくるからです。

私はいつか、T君のそばにいられなくなる。
そのときに、少しでも安心できる貯蓄があってほしい。
そして「自分のお金がある」という自信を持ってほしい。

そんな思いから、少額でも毎月の積立を続けています。

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お金の管理は、お姉ちゃんに

もちろん、T君が将来ひとりでお金の管理をするのは難しいと思っています。

なので、口座や保険、年金の管理などは、T君のお姉ちゃんに任せる予定です。

姉弟でちゃんと話し合いました。

「もし私がいなくなったら、T君のことお願いね」
「うん、ちゃんと見てあげるよ」

そんなやりとりができる関係があることも、家族という“財産”だなって思います。


brother and sister with books on their heads
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健康への投資も忘れずに

T君は現在、通院はしていません。
でも、健康にはとても気をつけています。

  • 作業所まで歩いて通勤
  • 休日は近所を散歩
  • ストレッチを習慣に

特別なことはしていませんが、**「毎日ちょっとだけ体を動かすこと」**を意識して生活しています。

病気になってから治療するよりも、
元気でいることが一番の節約であり、最大の投資だと実感しています。


投資とは、「可能性を信じること」

知的障害があると、周囲から「できない前提」で見られがちです。

でも私は、「もしかしたら、できるようになるかもしれない」と信じて、
教育も、健康も、お金のことも、少しずつ積み重ねてきました。

未来は誰にもわかりません。
でも、信じて動いてきたことで、T君は着実に成長しています。


最後に

知的障害がある子にとって、「投資」は贅沢なことではありません。

むしろ、将来の不安を少しでも減らすために必要なことだと思っています。

焦らなくていい。
でも、止まらないことが大事。

毎月少しずつでも、
“未来の安心”を一緒に育てていきませんか?


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5歳でトイレができない…うちの子は普通小学校?それとも特別支援学校?

こんにちは、今回は就学前の不安の中でも特に多いお悩み、
**「5歳・6歳でトイレが自立していない場合、小学校はどうなるのか?」**についてお話しします。

「まだオムツが取れてない…」「トイレの失敗が続いている…」
そんな状況でも、必ずしも“特別支援学校”になるわけではありません。

実際の判断は、もっといろいろなポイントを総合的に見て決まります。


トイレができないだけで“支援学校行き”ではない!

まず知っておいてほしいのが、
「トイレができない」=「特別支援学校」になる、という単純な図式ではないということです。

判断の軸になるのは、

  • 知的発達の状況
  • 排泄の支援がどのくらい必要か
  • その他の生活能力や行動面

こうした複数の視点から、子どもに合った就学先を一緒に考えていきます。


知的な発達がポイントになる理由

  • ✅ 知的な遅れがない場合は、普通学級や通級指導で対応できる可能性があります。
  • ✅ 一方で、知的にも発達に遅れがあり、排泄の自立も難しい場合は、支援学級や支援学校が勧められることもあります。

具体的な判断ポイントはこんな感じです

状況対応されやすい進路
トイレの失敗はあるけど、理解はできている普通学級または通級
おむつだが意思表示がある支援学級を検討
排泄感覚が分からない、全面的な介助が必要特別支援学校が検討されやすい

判断は「就学前相談会」で行われます

入学前には、**教育委員会が主催する「就学前相談会」**があります。
ここで園での様子、発達検査の結果、保護者の希望などを総合的に見て話し合いが行われます。

その中で以下の選択肢から、一番合った就学先が検討されます。

  • 🏫 通常の学級(普通小学校の通常クラス)
  • 🏫 通級指導教室(普通学級+週数回の支援)
  • 🏫 特別支援学級(知的・情緒・身体などに応じた少人数学級)
  • 🏫 特別支援学校(支援がより手厚い教育環境)

children s team building on green grassland
Photo by Lukas on Pexels.com

大切なのは「安心して通える場所」を見つけること

親としては「普通の小学校に行ってほしい」と思う気持ちもありますよね。
でも、無理をさせるよりも、その子が安心して過ごせる環境を選ぶことが、結果として良いスタートになります。

「支援学校=かわいそう」なんてことは、まったくありません。
むしろ、その子のペースに合った成長ができる場所です。


さいごに

トイレの自立ができていないからといって、進路が決まってしまうわけではありません。
「知的な発達」「生活面での支援の必要性」「本人の様子」などをしっかり見たうえで、
最適な就学先を一緒に考えてもらえるのが“就学前相談”の場です。

もし不安がある方は、保育園・幼稚園の先生や、市区町村の教育委員会に早めに相談してみましょう。



#就学前相談会 #特別支援教育 #発達障害 #育児の悩み #小学校入学準備

自閉症の子供のための作業療法とは


🎀自閉傾向の息子が作業療法で経験した“楽しい練習”の時間

こんにちは、Tママです。

今日は、うちの息子が幼児期に受けていた「作業療法(OT)」について、実際の経験を交えてお話ししようと思います。


🌱最初は「遊びみたい」と思ったけど…

息子が作業療法を始めたのは3歳の頃。
当時は「遊んでるだけ?」と少し不思議に思っていました。

でも回数を重ねるうちに、ただの遊びじゃないことに気づきました。
体の使い方、人とのやりとり、そして“同時にいろいろなことをする力”まで…
知らないうちに、たくさんのことを身につけていたのです。


🧸印象に残っている2つの療育遊び

① 片手にバケツを持って平均台を歩く

バケツは中に重みが入っていて、持つだけでバランスが取りにくくなります。
でも、そんな状態で平均台を歩く練習をすることで、「体幹」と「注意力」、そして「ながら動作(マルチタスク)」の力がつくそうです。

最初はふらふらしていた息子も、回を重ねるごとに上手になっていきました。

② ブランコに腹ばいになって、ボールをバスケットに入れる

これが本人は特にお気に入りでした。
ブランコに腹ばいになって、揺れながらバスケットを狙う。

体を支えながら、タイミングよくボールを投げる。
一見遊びに見えるけれど、実は「体のバランス・手の協調・空間認知」など、すごくたくさんの力を使っているのだと後から教えてもらいました。


☺️楽しいからこそ、伸びる

子どもが「楽しい」と感じる活動の中にこそ、自然と力が育つヒントがあるんだなと実感しています。
作業療法士さんは、遊びながらも、ちゃんとその子に必要な課題にアプローチしてくれる。
本当にありがたい存在です。


📝まとめ

自閉症傾向のある幼児にとって、作業療法は「生活しやすくなる力」を育てる大切な時間です。

親としても、成長の変化を近くで感じられる、貴重で楽しい時間でした。
「うちの子にも合うかも?」と思った方は、ぜひ一度、地域の支援機関や専門機関に相談してみてくださいね。


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幼児でも使える!移動支援(外出支援)の活用例5選|発達に不安がある子どもにも安心サポート


はじめに

「移動支援って、大人のための福祉サービスでしょ?」
そう思っていませんか?

実は、発達障害や知的障害のある幼児さんでも使えるんです。
しかも、「ただ移動を手伝ってくれる」だけじゃなくて、遊び・学び・社会性の成長にとっても効果的!

今回は、我が家や知り合いの家庭の中から、リアルな「幼児の移動支援活用例」を5つご紹介します。


幼児が移動支援を使う具体例

① 公園での遊びサポート

お迎えが難しい日は、移動支援スタッフさんが保育園へ。
そのまま近くの公園に連れて行ってくれます。

遊びながら「順番を待つ」「ルールを守る」など、自然な社会性の練習になります。

boy playing on slide in playground
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② スーパーでの買い物体験

「どれを選ぶ?」「お金は払えるかな?」
そんなやりとりを通して、生活スキルや言語理解を育む場にもなります。

「ありがとう」「お願いします」といった言葉も、自然に身につきます。

fresh bread loaf with cereal grass wrapped in paper
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③ 図書館や児童館へのお出かけ

静かな環境で過ごす体験、公共施設でのルールを覚えるチャンス。
絵本の読み聞かせや児童館の遊具など、親とはまた違う関わり方ができるのも魅力です。

full length of man sitting on floor
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④ バスや電車での移動体験

公共交通機関の利用って、意外とハードルが高いもの。
でも、スタッフさんと一緒なら安心。
「切符を買う」「降りるタイミングを知る」など、将来の自立につながる練習ができます。

man wearing headphones leaning on a post
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⑤ 季節のイベント・お祭りへの参加

夏祭りや地域イベントも、子どもにとっては大事な経験。
人混みが心配なご家庭でも、スタッフさんが付き添ってくれるので安心して参加できます。

音やにおい、光の刺激などにも慣れていけます。


jack o lantern on brown wooden table
Photo by Efrem Efre on Pexels.com

まとめ

幼児でも、発達に特性があっても、「移動支援」は使えます。

そしてそれは単なる移動のお手伝いではなく、
**子どもが社会とつながるための、大切な“体験の場”**なんです。

「うちの子も使ってみようかな」
そんなふうに思った方は、お住まいの市区町村や相談支援専門員に一度聞いてみてくださいね。

boy sitting with brown bear plush toy on selective focus photo
Photo by Pixabay on Pexels.com

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【スタッフ管理ゼロ!】

グループホームで自分のお金を管理するT君の「自動こづかい生活」がすごい



「障害があると、お金の管理はスタッフ任せになるの?」
「本人には難しいんじゃ…?」

そんなふうに思っていませんか?

でも実際には、支援なしでも本人が自分のお金をやりくりできる仕組みをつくっている家庭もあるんです。
うちのT君がまさにそうでした。


💡 自動で毎月振り込まれる“おこづかい”

T君はグループホームで暮らしています。
でも、お金の管理はスタッフさんに頼っていません。全部、自分でやっています。

とはいえ、完全に本人任せだと不安もありますよね。
だから我が家では、こんな方法を取り入れました👇

T君専用の「こづかい口座」を作る

毎月決まった日に、メイン口座から2万円が自動振替される

これで「今月はこの金額内でやりくりしよう」という感覚が自然と育ちました。


🚌 何に使ってる?使い道はしっかり“自分の意思”

T君のおこづかいの使い道は、主にこんな感じ。

交通費(バス・電車)

ボウリング代(趣味)

お菓子やジュースなどの嗜好品

自分の財布からお金を出し、自分で判断して買い物をしています。
誰にも確認せず、自分の意思でお金を使うという経験。これ、実はとても大事なんです。


⚠️ 小銭問題は“親のさりげないサポート”で解決!

お金を自由に使うようになると、ちょっと困るのが「小銭がじゃらじゃらになる問題」。

T君の財布も、お札を崩したあとは小銭でパンパンに。
重たいし、レジでも時間がかかってしまいます。

そんな時は、親がさりげなく財布をのぞいて、小銭をお札に両替しています。
これだけで、本人もストレスなく使いやすくなります。

大事なのは、「やりすぎないサポート」。
“自分でできる”感覚を失わせずに、困ったところだけちょっとフォロー。それが我が家流です。


✅ スタッフ管理ゼロでも、お金は自分で動かせる!

グループホームにいる=全部支援任せ、ではありません。

本人の特性に合わせて、
「自分でできる部分をどうやって伸ばすか?」
そこを親が考え、仕組みをつくって応援することが大切です。


✨まとめ:お金の管理は、自立への第一歩

✔ 毎月2万円を自動振替でおこづかいに
✔ 本人が自由に使うルール
✔ 小銭問題は親がこっそりフォロー
✔ スタッフによる管理は一切ナシ

この方法で、T君は「自分のお金を、自分で使う」経験を積んでいます。


💬 さいごに

もし「うちの子にお金の管理なんて無理…」と思っていたら、
「できるようにする仕組み」から始めてみませんか?

ちょっとの工夫で、びっくりするくらい本人は成長しますよ😊

「うちではこんな工夫をしてます!」という声も、コメントでぜひ教えてください!


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a person using a pos machine
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特別支援学校の高等部と、知的障害のある子が通う高校の違いとは?

こんにちは、Tママです。
今回は、「特別支援学校の高等部」と「知的障害のある子が通う高校」――
この2つの違いについて、私なりに分かりやすくまとめてみたいと思います。

進路選びのタイミングで、
「うちの子にはどっちが合っているんだろう?」
と悩む保護者の方も多いですよね。

私も実際に悩みました。
だからこそ、少しでも誰かの参考になればうれしいです。


特別支援学校 高等部とは?

特別支援学校の高等部は、知的障害・身体障害・発達障害などをもつ生徒のための学校です。
学習内容は、国語や算数もありますが、それ以上に「生活力」や「就労に向けた力」を育てる授業が中心です。

たとえば――

調理や清掃の実習

レジ打ちや接客の練習

お金の使い方、交通機関の使い方

といった、「将来ひとりで生きていく力」をつけることに重点が置かれています。

卒業後は、就労継続支援B型・A型、福祉的な作業所、あるいは一般就労を目指すことが多いです。


知的障害がある子どもが通う「支援のある高校」とは?

一方、知的障害があっても「通常の高校」に進学するケースもあります。
たとえば――

定時制高校で支援級(特別支援学級)に在籍する

woman holding chin sitting beside table in room
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通常のクラスに在籍しながら、合理的配慮を受けて学ぶ

といった形です。

こちらは「高校卒業資格」が得られる点が大きな特徴です。
将来的に、専門学校・短大・大学・企業への就職など、進路の選択肢が広がるというメリットがあります。

ただし、学習内容は一般高校と同じようなカリキュラムなので、本人の負担が大きくなる可能性もあります。


2つの違いをまとめてみると……

比較項目特別支援学校 高等部支援のある高校(特別支援学級など)
主な目的自立や福祉的就労を目指す高校卒業資格を取得して進学や就職へ
学習内容生活・職業スキル中心一般教科中心(国数英など)
卒業資格高等部卒(高校卒業とは別扱い)高等学校卒業資格
進路就労支援B型・A型、生活介護など就職、専門・短大・大学も

photo of four girls wearing school uniform doing hand signs
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どちらがいいの?正解はありません

「支援学校が正解」でもないし、
「高卒資格をとるのが正解」でもありません。

お子さんの得意なこと、苦手なこと、将来どんな暮らしをしたいか――
それを一緒に考えることが、いちばん大切です。

焦らず、いろいろな学校を見学してみてくださいね。


最後に:わが家の話を少しだけ

私の子は、支援学校の高等部に進みました。
周囲からは「高卒資格が取れないのは不利じゃない?」と言われたこともあります。

でも、子どもに合ったペースで、人間関係を築いて、自信をつけていける環境だったことは、なによりの収穫でした。

進路に迷っている方の、ちょっとしたヒントになりますように。


グループホームで病気になったら?――息子の体験からわかった対応の実情


woman lying on sofa
Photo by Pixabay on Pexels.com

こんにちは、Tママです。

今回は、息子が暮らしている障害者グループホームで体調を崩したときの体験を通して、
「グループホームでは病気になったらどう対応してくれるの?」ということについて書いてみたいと思います。


毎日の検温で小さな変化もキャッチ

まず最初に安心していただきたいのは、
グループホームでは毎日、検温が行われているということです。

うちの息子のホームでも、朝起きたらすぐにスタッフさんが体温を測ってくれます。
ちょっとした熱の上昇や、顔色、様子の変化にも気づいてもらえる体制になっていて、
「誰かが見てくれている」という安心感があります。


体調不良のときはどうする?

ある日、息子が微熱を出しました。
そのときは、すぐに私のもとへ連絡があり、私が病院に連れて行きました。

ただ、すべてのご家庭がすぐに動けるとは限りませんよね。
私も遠方にいたり、仕事でどうしても動けない日もあります。

そういった場合は、スタッフさんが病院へ付き添ってくれることもあると説明を受けています。

woman sleeping
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ただしこれは、事前に施設と取り決めておく必要があります。

誰が病院の判断をするのか

親への連絡のタイミング

受診費用の支払い方法
など、細かく話し合っておくことで、いざというときに慌てずに済みます。


コロナにかかったときの対応は?

特に印象に残っているのが、息子がコロナに感染したときのことです。

そのときは、いったんグループホームから自宅に戻って療養しました。

でも、別の入居者さんの場合は、
グループホームの個室で隔離対応を受けたというケースもありました。

このように、対応は施設の体制や、ご家族の状況、医師の判断などで変わることがあります。
**「うちのホームはどういう対応方針なのか」**を事前に確認しておくことがとても大切です。

person in white coat holding a black pen
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安心して預けるために大切なこと

グループホームは、本人にとっては「暮らしの場」。
そして家族にとっては「安心して任せられる場所」であってほしいと思っています。

私自身、スタッフさんとの信頼関係があることで、
離れていても「大丈夫」と思えるようになりました。

体調の変化に気づき、報告し、必要なときは一緒に動いてくれる——
そういった日々の積み重ねが、本当にありがたいです。


まとめ:入居前にしっかり話し合いを

毎日の検温は基本。

病院への付き添いは、親とスタッフの役割分担を確認しておく。

感染症時の対応(コロナなど)は、施設ごとに異なる。

信頼関係があれば、家族も安心して任せられる。

これからグループホームの利用を考えている方や、
入居中の対応に不安がある方の参考になれば嬉しいです。