知的障害に投資は必要?──T君のNISAとiDeCo、健康への備えとは

こんにちは、Tママです。

今日はちょっと真面目なテーマです。

「知的障害のある子に、投資って必要なの?」
実はこれ、私自身がずっと悩んできたことでした。

でも今は、「必要です」って自信を持って言えるようになりました。


投資=お金だけじゃない

「投資」と聞くと、多くの人が「株」「NISA」「iDeCo」などの“お金のこと”を思い浮かべますよね。

でも、私が考える投資はそれだけじゃありません。

  • 教育への投資
  • 療育や訓練
  • 人との関わりを育てる経験
  • 健康を維持する生活習慣

こうしたことすべてが、**知的障害のある人の“未来を育てる投資”**だと思っています。

photo of toddler smiling
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T君は、つみたてNISAとiDeCoをやっています

うちのT君は、今、就労継続支援A型で働いています。
お給料は月に5〜6万円くらいですが、その中から

  • つみたてNISA:月3,000円
  • iDeCo:月5,000円

を、自分の名義で積み立てています。

もちろん最初は私が手続きなどを手伝いました。
でも今では、「T君自身のお金」として、自分の未来のためにコツコツ続けています。


親なきあとに向けた備えとして

どうしてそこまでするのか?
理由は一つ。

「親なきあと」が必ずやってくるからです。

私はいつか、T君のそばにいられなくなる。
そのときに、少しでも安心できる貯蓄があってほしい。
そして「自分のお金がある」という自信を持ってほしい。

そんな思いから、少額でも毎月の積立を続けています。

selective focus photo of stacked coins
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お金の管理は、お姉ちゃんに

もちろん、T君が将来ひとりでお金の管理をするのは難しいと思っています。

なので、口座や保険、年金の管理などは、T君のお姉ちゃんに任せる予定です。

姉弟でちゃんと話し合いました。

「もし私がいなくなったら、T君のことお願いね」
「うん、ちゃんと見てあげるよ」

そんなやりとりができる関係があることも、家族という“財産”だなって思います。


brother and sister with books on their heads
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健康への投資も忘れずに

T君は現在、通院はしていません。
でも、健康にはとても気をつけています。

  • 作業所まで歩いて通勤
  • 休日は近所を散歩
  • ストレッチを習慣に

特別なことはしていませんが、**「毎日ちょっとだけ体を動かすこと」**を意識して生活しています。

病気になってから治療するよりも、
元気でいることが一番の節約であり、最大の投資だと実感しています。


投資とは、「可能性を信じること」

知的障害があると、周囲から「できない前提」で見られがちです。

でも私は、「もしかしたら、できるようになるかもしれない」と信じて、
教育も、健康も、お金のことも、少しずつ積み重ねてきました。

未来は誰にもわかりません。
でも、信じて動いてきたことで、T君は着実に成長しています。


最後に

知的障害がある子にとって、「投資」は贅沢なことではありません。

むしろ、将来の不安を少しでも減らすために必要なことだと思っています。

焦らなくていい。
でも、止まらないことが大事。

毎月少しずつでも、
“未来の安心”を一緒に育てていきませんか?


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5歳でトイレができない…うちの子は普通小学校?それとも特別支援学校?

こんにちは、今回は就学前の不安の中でも特に多いお悩み、
**「5歳・6歳でトイレが自立していない場合、小学校はどうなるのか?」**についてお話しします。

「まだオムツが取れてない…」「トイレの失敗が続いている…」
そんな状況でも、必ずしも“特別支援学校”になるわけではありません。

実際の判断は、もっといろいろなポイントを総合的に見て決まります。


トイレができないだけで“支援学校行き”ではない!

まず知っておいてほしいのが、
「トイレができない」=「特別支援学校」になる、という単純な図式ではないということです。

判断の軸になるのは、

  • 知的発達の状況
  • 排泄の支援がどのくらい必要か
  • その他の生活能力や行動面

こうした複数の視点から、子どもに合った就学先を一緒に考えていきます。


知的な発達がポイントになる理由

  • ✅ 知的な遅れがない場合は、普通学級や通級指導で対応できる可能性があります。
  • ✅ 一方で、知的にも発達に遅れがあり、排泄の自立も難しい場合は、支援学級や支援学校が勧められることもあります。

具体的な判断ポイントはこんな感じです

状況対応されやすい進路
トイレの失敗はあるけど、理解はできている普通学級または通級
おむつだが意思表示がある支援学級を検討
排泄感覚が分からない、全面的な介助が必要特別支援学校が検討されやすい

判断は「就学前相談会」で行われます

入学前には、**教育委員会が主催する「就学前相談会」**があります。
ここで園での様子、発達検査の結果、保護者の希望などを総合的に見て話し合いが行われます。

その中で以下の選択肢から、一番合った就学先が検討されます。

  • 🏫 通常の学級(普通小学校の通常クラス)
  • 🏫 通級指導教室(普通学級+週数回の支援)
  • 🏫 特別支援学級(知的・情緒・身体などに応じた少人数学級)
  • 🏫 特別支援学校(支援がより手厚い教育環境)

children s team building on green grassland
Photo by Lukas on Pexels.com

大切なのは「安心して通える場所」を見つけること

親としては「普通の小学校に行ってほしい」と思う気持ちもありますよね。
でも、無理をさせるよりも、その子が安心して過ごせる環境を選ぶことが、結果として良いスタートになります。

「支援学校=かわいそう」なんてことは、まったくありません。
むしろ、その子のペースに合った成長ができる場所です。


さいごに

トイレの自立ができていないからといって、進路が決まってしまうわけではありません。
「知的な発達」「生活面での支援の必要性」「本人の様子」などをしっかり見たうえで、
最適な就学先を一緒に考えてもらえるのが“就学前相談”の場です。

もし不安がある方は、保育園・幼稚園の先生や、市区町村の教育委員会に早めに相談してみましょう。



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自閉症の子供のための作業療法とは


🎀自閉傾向の息子が作業療法で経験した“楽しい練習”の時間

こんにちは、Tママです。

今日は、うちの息子が幼児期に受けていた「作業療法(OT)」について、実際の経験を交えてお話ししようと思います。


🌱最初は「遊びみたい」と思ったけど…

息子が作業療法を始めたのは3歳の頃。
当時は「遊んでるだけ?」と少し不思議に思っていました。

でも回数を重ねるうちに、ただの遊びじゃないことに気づきました。
体の使い方、人とのやりとり、そして“同時にいろいろなことをする力”まで…
知らないうちに、たくさんのことを身につけていたのです。


🧸印象に残っている2つの療育遊び

① 片手にバケツを持って平均台を歩く

バケツは中に重みが入っていて、持つだけでバランスが取りにくくなります。
でも、そんな状態で平均台を歩く練習をすることで、「体幹」と「注意力」、そして「ながら動作(マルチタスク)」の力がつくそうです。

最初はふらふらしていた息子も、回を重ねるごとに上手になっていきました。

② ブランコに腹ばいになって、ボールをバスケットに入れる

これが本人は特にお気に入りでした。
ブランコに腹ばいになって、揺れながらバスケットを狙う。

体を支えながら、タイミングよくボールを投げる。
一見遊びに見えるけれど、実は「体のバランス・手の協調・空間認知」など、すごくたくさんの力を使っているのだと後から教えてもらいました。


☺️楽しいからこそ、伸びる

子どもが「楽しい」と感じる活動の中にこそ、自然と力が育つヒントがあるんだなと実感しています。
作業療法士さんは、遊びながらも、ちゃんとその子に必要な課題にアプローチしてくれる。
本当にありがたい存在です。


📝まとめ

自閉症傾向のある幼児にとって、作業療法は「生活しやすくなる力」を育てる大切な時間です。

親としても、成長の変化を近くで感じられる、貴重で楽しい時間でした。
「うちの子にも合うかも?」と思った方は、ぜひ一度、地域の支援機関や専門機関に相談してみてくださいね。


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幼児でも使える!移動支援(外出支援)の活用例5選|発達に不安がある子どもにも安心サポート


はじめに

「移動支援って、大人のための福祉サービスでしょ?」
そう思っていませんか?

実は、発達障害や知的障害のある幼児さんでも使えるんです。
しかも、「ただ移動を手伝ってくれる」だけじゃなくて、遊び・学び・社会性の成長にとっても効果的!

今回は、我が家や知り合いの家庭の中から、リアルな「幼児の移動支援活用例」を5つご紹介します。


幼児が移動支援を使う具体例

① 公園での遊びサポート

お迎えが難しい日は、移動支援スタッフさんが保育園へ。
そのまま近くの公園に連れて行ってくれます。

遊びながら「順番を待つ」「ルールを守る」など、自然な社会性の練習になります。

boy playing on slide in playground
Photo by Quang Nguyen Vinh on Pexels.com

② スーパーでの買い物体験

「どれを選ぶ?」「お金は払えるかな?」
そんなやりとりを通して、生活スキルや言語理解を育む場にもなります。

「ありがとう」「お願いします」といった言葉も、自然に身につきます。

fresh bread loaf with cereal grass wrapped in paper
Photo by Laura James on Pexels.com

③ 図書館や児童館へのお出かけ

静かな環境で過ごす体験、公共施設でのルールを覚えるチャンス。
絵本の読み聞かせや児童館の遊具など、親とはまた違う関わり方ができるのも魅力です。

full length of man sitting on floor
Photo by Pixabay on Pexels.com

④ バスや電車での移動体験

公共交通機関の利用って、意外とハードルが高いもの。
でも、スタッフさんと一緒なら安心。
「切符を買う」「降りるタイミングを知る」など、将来の自立につながる練習ができます。

man wearing headphones leaning on a post
Photo by Wender Junior Souza Vieira on Pexels.com

⑤ 季節のイベント・お祭りへの参加

夏祭りや地域イベントも、子どもにとっては大事な経験。
人混みが心配なご家庭でも、スタッフさんが付き添ってくれるので安心して参加できます。

音やにおい、光の刺激などにも慣れていけます。


jack o lantern on brown wooden table
Photo by Efrem Efre on Pexels.com

まとめ

幼児でも、発達に特性があっても、「移動支援」は使えます。

そしてそれは単なる移動のお手伝いではなく、
**子どもが社会とつながるための、大切な“体験の場”**なんです。

「うちの子も使ってみようかな」
そんなふうに思った方は、お住まいの市区町村や相談支援専門員に一度聞いてみてくださいね。

boy sitting with brown bear plush toy on selective focus photo
Photo by Pixabay on Pexels.com

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【スタッフ管理ゼロ!】

グループホームで自分のお金を管理するT君の「自動こづかい生活」がすごい



「障害があると、お金の管理はスタッフ任せになるの?」
「本人には難しいんじゃ…?」

そんなふうに思っていませんか?

でも実際には、支援なしでも本人が自分のお金をやりくりできる仕組みをつくっている家庭もあるんです。
うちのT君がまさにそうでした。


💡 自動で毎月振り込まれる“おこづかい”

T君はグループホームで暮らしています。
でも、お金の管理はスタッフさんに頼っていません。全部、自分でやっています。

とはいえ、完全に本人任せだと不安もありますよね。
だから我が家では、こんな方法を取り入れました👇

T君専用の「こづかい口座」を作る

毎月決まった日に、メイン口座から2万円が自動振替される

これで「今月はこの金額内でやりくりしよう」という感覚が自然と育ちました。


🚌 何に使ってる?使い道はしっかり“自分の意思”

T君のおこづかいの使い道は、主にこんな感じ。

交通費(バス・電車)

ボウリング代(趣味)

お菓子やジュースなどの嗜好品

自分の財布からお金を出し、自分で判断して買い物をしています。
誰にも確認せず、自分の意思でお金を使うという経験。これ、実はとても大事なんです。


⚠️ 小銭問題は“親のさりげないサポート”で解決!

お金を自由に使うようになると、ちょっと困るのが「小銭がじゃらじゃらになる問題」。

T君の財布も、お札を崩したあとは小銭でパンパンに。
重たいし、レジでも時間がかかってしまいます。

そんな時は、親がさりげなく財布をのぞいて、小銭をお札に両替しています。
これだけで、本人もストレスなく使いやすくなります。

大事なのは、「やりすぎないサポート」。
“自分でできる”感覚を失わせずに、困ったところだけちょっとフォロー。それが我が家流です。


✅ スタッフ管理ゼロでも、お金は自分で動かせる!

グループホームにいる=全部支援任せ、ではありません。

本人の特性に合わせて、
「自分でできる部分をどうやって伸ばすか?」
そこを親が考え、仕組みをつくって応援することが大切です。


✨まとめ:お金の管理は、自立への第一歩

✔ 毎月2万円を自動振替でおこづかいに
✔ 本人が自由に使うルール
✔ 小銭問題は親がこっそりフォロー
✔ スタッフによる管理は一切ナシ

この方法で、T君は「自分のお金を、自分で使う」経験を積んでいます。


💬 さいごに

もし「うちの子にお金の管理なんて無理…」と思っていたら、
「できるようにする仕組み」から始めてみませんか?

ちょっとの工夫で、びっくりするくらい本人は成長しますよ😊

「うちではこんな工夫をしてます!」という声も、コメントでぜひ教えてください!


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Photo by Kampus Production on Pexels.com

特別支援学校の高等部と、知的障害のある子が通う高校の違いとは?

こんにちは、Tママです。
今回は、「特別支援学校の高等部」と「知的障害のある子が通う高校」――
この2つの違いについて、私なりに分かりやすくまとめてみたいと思います。

進路選びのタイミングで、
「うちの子にはどっちが合っているんだろう?」
と悩む保護者の方も多いですよね。

私も実際に悩みました。
だからこそ、少しでも誰かの参考になればうれしいです。


特別支援学校 高等部とは?

特別支援学校の高等部は、知的障害・身体障害・発達障害などをもつ生徒のための学校です。
学習内容は、国語や算数もありますが、それ以上に「生活力」や「就労に向けた力」を育てる授業が中心です。

たとえば――

調理や清掃の実習

レジ打ちや接客の練習

お金の使い方、交通機関の使い方

といった、「将来ひとりで生きていく力」をつけることに重点が置かれています。

卒業後は、就労継続支援B型・A型、福祉的な作業所、あるいは一般就労を目指すことが多いです。


知的障害がある子どもが通う「支援のある高校」とは?

一方、知的障害があっても「通常の高校」に進学するケースもあります。
たとえば――

定時制高校で支援級(特別支援学級)に在籍する

woman holding chin sitting beside table in room
Photo by Pixabay on Pexels.com

通常のクラスに在籍しながら、合理的配慮を受けて学ぶ

といった形です。

こちらは「高校卒業資格」が得られる点が大きな特徴です。
将来的に、専門学校・短大・大学・企業への就職など、進路の選択肢が広がるというメリットがあります。

ただし、学習内容は一般高校と同じようなカリキュラムなので、本人の負担が大きくなる可能性もあります。


2つの違いをまとめてみると……

比較項目特別支援学校 高等部支援のある高校(特別支援学級など)
主な目的自立や福祉的就労を目指す高校卒業資格を取得して進学や就職へ
学習内容生活・職業スキル中心一般教科中心(国数英など)
卒業資格高等部卒(高校卒業とは別扱い)高等学校卒業資格
進路就労支援B型・A型、生活介護など就職、専門・短大・大学も

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どちらがいいの?正解はありません

「支援学校が正解」でもないし、
「高卒資格をとるのが正解」でもありません。

お子さんの得意なこと、苦手なこと、将来どんな暮らしをしたいか――
それを一緒に考えることが、いちばん大切です。

焦らず、いろいろな学校を見学してみてくださいね。


最後に:わが家の話を少しだけ

私の子は、支援学校の高等部に進みました。
周囲からは「高卒資格が取れないのは不利じゃない?」と言われたこともあります。

でも、子どもに合ったペースで、人間関係を築いて、自信をつけていける環境だったことは、なによりの収穫でした。

進路に迷っている方の、ちょっとしたヒントになりますように。


グループホームで病気になったら?――息子の体験からわかった対応の実情


woman lying on sofa
Photo by Pixabay on Pexels.com

こんにちは、Tママです。

今回は、息子が暮らしている障害者グループホームで体調を崩したときの体験を通して、
「グループホームでは病気になったらどう対応してくれるの?」ということについて書いてみたいと思います。


毎日の検温で小さな変化もキャッチ

まず最初に安心していただきたいのは、
グループホームでは毎日、検温が行われているということです。

うちの息子のホームでも、朝起きたらすぐにスタッフさんが体温を測ってくれます。
ちょっとした熱の上昇や、顔色、様子の変化にも気づいてもらえる体制になっていて、
「誰かが見てくれている」という安心感があります。


体調不良のときはどうする?

ある日、息子が微熱を出しました。
そのときは、すぐに私のもとへ連絡があり、私が病院に連れて行きました。

ただ、すべてのご家庭がすぐに動けるとは限りませんよね。
私も遠方にいたり、仕事でどうしても動けない日もあります。

そういった場合は、スタッフさんが病院へ付き添ってくれることもあると説明を受けています。

woman sleeping
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ただしこれは、事前に施設と取り決めておく必要があります。

誰が病院の判断をするのか

親への連絡のタイミング

受診費用の支払い方法
など、細かく話し合っておくことで、いざというときに慌てずに済みます。


コロナにかかったときの対応は?

特に印象に残っているのが、息子がコロナに感染したときのことです。

そのときは、いったんグループホームから自宅に戻って療養しました。

でも、別の入居者さんの場合は、
グループホームの個室で隔離対応を受けたというケースもありました。

このように、対応は施設の体制や、ご家族の状況、医師の判断などで変わることがあります。
**「うちのホームはどういう対応方針なのか」**を事前に確認しておくことがとても大切です。

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Photo by Ivan Samkov on Pexels.com

安心して預けるために大切なこと

グループホームは、本人にとっては「暮らしの場」。
そして家族にとっては「安心して任せられる場所」であってほしいと思っています。

私自身、スタッフさんとの信頼関係があることで、
離れていても「大丈夫」と思えるようになりました。

体調の変化に気づき、報告し、必要なときは一緒に動いてくれる——
そういった日々の積み重ねが、本当にありがたいです。


まとめ:入居前にしっかり話し合いを

毎日の検温は基本。

病院への付き添いは、親とスタッフの役割分担を確認しておく。

感染症時の対応(コロナなど)は、施設ごとに異なる。

信頼関係があれば、家族も安心して任せられる。

これからグループホームの利用を考えている方や、
入居中の対応に不安がある方の参考になれば嬉しいです。


障害年金の申請に失敗したら

障害年金の申請に失敗したらどうなる?

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Photo by maitree rimthong on Pexels.com

~一度落ちたら通りにくい。その前に知っておいてほしいこと~

こんにちは、Tママです。

今日は「障害年金の申請に失敗したらどうなるのか」「どう備えるべきか」について、私の経験や学んだことをもとにお伝えします。


◆ 申請に失敗したらどうなる?

障害年金の申請に失敗すると、「不支給決定通知書」という書類が届きます。
そこには「障害年金は支給できません」と、はっきり書かれているんです。

この結果が届いたときのショックは、本当に大きいです。
でも、もっと厄介なのは――
「1度目の申請が通らなかった人」は、2度目以降の申請がさらに通りにくくなるという現実です。

woman sitting in front of macbook
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◆ なぜ再審査は通りにくいの?

一度不支給になると、それは「この人には障害年金は不要」と判断されたということ。
つまり、“いらないって自分で言った”のと同じ状態なんです。

その評価を覆すにはどうすればいいかというと、
新たな証拠や情報を出して、「やっぱり必要です!」と強く主張する必要があります。

でも、これって簡単なことじゃありません。
特に、最初の申請で十分な情報を書けていなかった場合、
「なぜ初めから出さなかったの?」と突っ込まれてしまうことも…。


◆ 最初の申請がとにかく大事!

だからこそ、1回目の申請で全力を尽くすことが本当に大切なんです。

・診断書の内容
・日常生活での困りごと
・家族がどれだけサポートしているか
・一人でできないことは何か

これらを丁寧に、具体的に伝える必要があります。
医師に診断書を書いてもらう際も、「何に困っているか」「生活のどんな場面で支障があるか」をきちんと伝えておかないと、重要な点が抜け落ちてしまうこともあります。


◆ 専門家に相談するという選択肢

最近では、障害年金専門の社労士さんが増えています。
「自分で全部やるのが不安…」という方は、初めから社労士に相談するのも一つの方法です。

申請書や診断書の確認、言葉の選び方など、プロの目でしっかりチェックしてもらえるので、
成功率はぐんと上がります。

photo of a man and woman using a laptop computer
Photo by Elevate Digital on Pexels.com

◆ 最後に伝えたいこと

障害年金の申請は、一度失敗するとリカバリーが本当に大変です。
だからこそ、最初の一歩を踏み出す前に、できる限りの情報を集めて、備えておくことが大事なんです。

「準備こそ、最大のチャンスを生み出すカギ。」

この記事が、あなたの申請準備の助けになれば嬉しいです。
不安なことがあれば、一人で抱え込まず、誰かに相談してみてくださいね。


学校帰り、公園やお買い物へ――息子を支えてくれた“外出サポート”の話

white sheep plush toy
Photo by Tetyana Kovyrina on Pexels.com

今日は、私の息子が小学校1年生のときからお世話になっている
**「外出サポート」**について、お話ししたいと思います。


知的障害のある息子と、家と学校だけの日々

息子には知的障害があります。

当時は、学校が終われば家にまっすぐ帰るだけの毎日。
でもそれでは、社会の中での経験や学びが、あまりにも少ないと感じていました。

「どうすれば、息子の世界が広がるんだろう?」
「家族以外の人とも関われるようになるには?」

そんなときに出会ったのが、「外出サポート」という仕組みでした。


学校帰り、公園やスーパーへ

この支援を使って、学校帰りに公園へ寄ったり、
スーパーでのお買い物を体験させてもらったり。

一緒に付き添ってくれるスタッフさんが、
息子のペースに合わせて、やさしく関わってくれたんです。

たとえば、

欲しいお菓子を自分で選ぶ

お金を払って、商品を受け取る

公園で見知らぬ子とすれ違ったり、関わったりする

どれも、家族だけではなかなかできなかったことばかり。


person giving fruit to another
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「ただのお出かけ」じゃない、大切な練習

最初は「お散歩や買い物の付き添い」くらいに思っていたこの支援。

でも実際には、息子にとって
社会性を育てる実践の場だったと、今では思います。

公共の場でのマナー、順番を待つこと、他人と関わること。
そういったことを、「体験の中で」学べるって、本当に貴重なんですよね。


自信がついた息子と、見守ってくれた支援者

スタッフさんは、ただ指示を出すのではなく、
息子が自分で考えて行動できるように、そっと背中を押してくれました。

そんな関わりを積み重ねたおかげで、
今では息子は、電車に一人で乗ることもできるようになりました。

自分の力で行動できるという自信――
それはまさに、外出サポートがくれた「宝物」だと思っています。

metro station with passengers on platform
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親にとっても、心の支えになった

私自身も、外出サポートのおかげで、
少し肩の力を抜いて子育てできるようになりました。

「家族だけで頑張らなくてもいい」
「信頼できる大人が、子どもを見守ってくれる」

そう感じられたことで、心が軽くなったんです。


最後に――もっと多くの人に知ってほしい

外出サポートは、まだまだ知られていない支援かもしれません。
でも、こういうサポートがあることで、
障害のある子どもたちは、社会の中で大きく成長できます。

「うちの子にも、こういう経験をさせてあげたいな」
そんなふうに感じた方がいたら、ぜひ調べてみてくださいね。

支援って、子どもの未来を広げるための、
大事な“チャンス”だと私は思っています。


このサポートは自治体が行なっている障害者支援で、うちの自治体の場合、子供は無料で使えました。

知的障害で障害年金2級をもらうための条件とは?


「知的障害で障害年金2級を受けるための要件」についてお話しします。


photo of a man wearing black backpack
Photo by Nur Andi Ravsanjani Gusma on Pexels.com

🧠 知的障害での障害年金って?

障害年金は、病気やけが、そして生まれつきの障害がある人に対して支給される年金です。
知的障害のある方も、条件を満たせば、20歳から障害年金を受け取ることができます。


📋 2級の基準は?

ズバリ、日常生活において他人の援助が必要なレベルが目安になります。
たとえば、こんな感じです:

お金の管理が一人でできない

買い物や通院に誰かの付き添いが必要

ケジュールを自分で立てて行動するのが難しい

就労していても、支援者のサポートがないと継続できない

特別支援学校の高等部卒で、就労継続支援B型や福祉的就労などに通っている


📄 判定はどうやってされるの?

基本的には、**診断書と日常生活の様子の申立書(病歴・就労状況等申立書)**をもとに、年金機構が総合的に判断します。

IQだけで判断されるわけではなく、実際の生活の困難さが重要なんです。


💬 ちなみに我が家は…

うちの子も知的障害で障害年金2級を受けています。
特別支援学校の知的学級を卒業し、今は支援つきで仕事に通っています。
収入も、普通の高校卒業の子と大きく変わらないくらいはあります。

「2級」っていう言葉だけ聞くと、重く聞こえるかもしれませんが、ちゃんと支援を受けながら、社会で生きていける力はあるってことを、ぜひ知ってほしいです。

woman wears yellow hard hat holding vehicle part
Photo by Chevanon Photography on Pexels.com

✅ まとめ

日常生活に他人の助けが必要なレベルなら、2級の可能性あり

診断書だけでなく、生活の実態が重要

社会で生きる力があっても、制度的にはサポートが必要と判断されることがある


ご家族の不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
質問があれば、コメントで教えてくださいね。